うつ病など精神疾患を持つ人は年々増加し、その患者数は4大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)よりも多くなっています。今や、いつでも誰でもかかりうる身近な病気です。
当院は、地域に根差した精神医療の専門機関として、治療に加えメンタルケアを重視し、予防から治療、リハビリテーションに至る総合的な医療を提供しています。
こころの不調が長引くと、日々の生活にさまざまな支障をきたします。また、その不調が病気によるものであれば、治療開始が遅れるほど問題が複雑になり、回復にも時間がかかります。
こころの不調に気づいたら、一人で悩まずお気軽にご相談ください。保健師がお話を伺い、受診が必要かどうかや医療以外の解決方法などについてご提案やご案内をいたします。
相談先 | メンタルケア室 06-6865-7727 |
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受付時間 | 月・火・木・金・土(祝日を除く) 13時~16時 ※相談中などでつながりにくい時もございます。 |
高血圧や糖尿病と同じように、精神疾患の回復には治療の継続が不可欠ですが、誰しもつらい症状が落ち着くと、「もう大丈夫!」、「薬に頼りたくない!」と通院や服薬をやめてしまいたくなります。しかし、自己判断で服薬を中断すると再発の割合が高くなり、再発を繰り返すほど回復しにくくなるということがわかっています。
また、入院治療で症状が落ち着いても、退院すると環境や生活リズムの変化、個々の役割や人間関係などさまざまなストレスが加わり病状が不安定になりがちです。
当院では患者様が住み慣れた地域で自分らしい生活を継続できるよう、多職種が協働して再発・再燃を予防し、回復をサポートしています。
医師をはじめ、看護師、薬剤師、臨床心理士、栄養士、作業療法士、精神保健福祉士など各種専門職がそれぞれの知識や技術、経験をいかしながら、チームで回復をサポートします。
また、介護や福祉関係者、地域のかかりつけ医、保健・就労・教育等関係機関とも連携しながら在宅生活を支えます。